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【三重県】イチゴ栽培でのナノバブル導入事例
F様の農園では「紅ほっぺ」「章姫(あきひめ)」の2種類のイチゴを1.2万株ずつ栽培しています。2019年3月から、紅ほっぺへの潅水にナノバブルを導入しました。
ナノバブル導入により期待する効果について、F様は下記の点を挙げています。
・食味重視
→糖度と酸味のバランスを維持。目標糖度:今作12~13%→来期15%
・実の大きさ
→イチゴはS(6g)~3L(25g)までサイズがあり、サイズが大きいほど価格が上がる。
・害虫の減少
→毎年発生する葉ダニの被害を抑えたい
・ロス率の減少
→今作約50%。来期は0%を目指す
今作では、下記のようなスケジュールで潅水を行いました。紅ほっぺの収穫がピークを迎える3月からナノバブルを導入しています。
9月中旬~10月:定植時から1日3分の潅水を4回実施
10月~3月:1日3分の潅水を5~6回実施
3月以降【ナノバブル導入】:1日3分の潅水を3回実施
Lサイズの収量アップ、葉ダニの被害がゼロに
今作の結果は以下の通りです。
・糖度は変化なし(前作12~13%→今作12~13%)
→一般的な紅ほっぺの糖度に相当。
→紅ほっぺは甘味だけでなく酸味とのバランスが大事。酸度は数値計測できないが、F様の食味の感想としては「適度な酸味があったのでよかった」との回答。
・Lサイズの割合が増加
→前作:Sサイズ20%、Lサイズ80% 今作:Sサイズ5%以下、Lサイズ95%以上
→毎年収穫期の後半にはSサイズが増えていたが、今作はほとんどSサイズが出なかった。
・害虫の減少、葉ダニがゼロに
→毎年2月以降にスパイデックス(殺ダニ剤)を計8本(4本×2回)使用するが、今作は3月のナノバブル装置導入以降葉ダニの発生がゼロに。収穫期のスパイデックスの使用が3本に減少し、農薬代の節約にもつながった
ナノバブル導入の影響で実の大きさがアップ、さらに害虫からの被害を抑えられたという結果になりました。]
Sサイズが増える収穫期後半に向けてナノバブルを導入したことにより、葉が大きく成長して光合成が促進されたと考えられます。また、樹勢が強く後半もⅬサイズの実がしっかり採れました。途中、枝折れのために実を約半分廃棄したことも、後半の樹勢の強さに影響した可能性があります。
害虫が発生しなかったことに関しては、溶存酸素量が上がり、ナノバブルの効果で栄養をよく吸い上げた事により樹が健体化。害虫の忌避効果で葉ダニがゼロになったと考えられます。
初期育成からナノバブルを導入し、さらなる健体化を目指す
今回の結果を受け、F様は次作では初期育成からナノバブルを使用し、後半もLサイズがしっかり採れる様な樹の生育を目指すとのこと。また、苗場のハウスの害虫管理も厳密に行った上で、害虫(特に葉ダニ)の量を確認、ナノバブルの影響を検証する予定。次作の生育過程や結果を検証し、改めてナノバブルの効果を実感できたら、全圃場への装置導入を進めるとのことです。
弊社はこれからも技術の提案と検証を繰り返し、農家様のサポートを行いながら、農業の活性化に貢献してまいります。

