2017/07/11

レポート

【ウルトラファインバブル】オランダ最先端農業研修 -第2回-

【研修目的】

決して広い国ではないオランダが世界第２位の農業物輸出国です。ハウス温室栽培の分野で世界最先端の農業を生で見て日本との違いを感じ、この経験を今後の私たちの使命でもある「日本を農業で元気にする」に活かしたいという想いからこの研修を企画・実行に至っています。
オランダ研修は全4回に分けてブログをあげていきます。

研修期間：2017年5月8日（月）～5月14日（日）
カクイチ参加人数：6名

【3日目】

・5月10日
10:00　バレンセ・パプリカ農場視察

オレンジと赤ピーマンをメインに生産している有機農家さん。
40haの面積で、20haを温室でオレンジ20haを赤ピーマンを生産しています。

オランダでは基本的に圃場へ散水する水は雨水を使用。
大規模農場では雨水タンクが常設されています。

こちらの農場では天然ガスを使用した発電機を3台稼働させていましたが、天然ガスの価格が値上がりして採用が合わなくなったため、現在は地熱発電を取り入れています。

8社でトータル26.5MW
地下2500Mから温水を汲み上げています

近隣農家8社と共同で地熱発電をしていて、その8社もパプリカをメインにつくっています。

「その関係性はライバルになるのでは?」との質問に「仲間」であり「個人では何もできない」との返答。
「競争する事もできるが、皆で成長していく」という考え方。
ちょっと考え方が日本と違いますかね?

後ろ姿で気になっていた方もいらっしゃると思いますが第一回目のブログで登場したこちらの女性から説明を受けました。

オランダの大規模農家さんでは旦那さんが社長、奥さんが副社長兼広報宣伝部長のかたちが一般的みたいです。
今回説明をしてくださった奥さん、いや広報宣伝部長は本当に明るくバイタリティーある女性でした！笑顔も素敵です。

3:00　風力発電＋大規模農場視察
の前にお腹が空きました笑

ここで昼食タイム
セロリスープにパン、牛乳、オレンジジュース
とっても美味しかったです♪

～ブレイクタイム～
社長と犬…
じゃなかった。ヤギなんですよヤギ！

ヤギ！！

栽培作物は玉ねぎ、じゃがいも、麦など。
ここでは書けないくらい販売価格はものすごく安いです！

視察の時はちょうどじゃがいもの出荷時期（フライドポテト用）で10㌧トラックいっぱいに出荷の真っ最中

20年前に風車を購入
国からの奨励があるようで周辺550世帯に電力を売っています。
風力発電の収入は不作の時などの為の保険も兼ねているそうです
なるほど～。

どんどん増やせばもっと儲かると思うところですが「景観的に美しくない」という理由で増設はしていないようです。この辺りは国民性なんでしょうか

全部こちらの農場の畑です
どんなに引いてもきっと写真に収まりきらないでしょう笑

やっぱり日本とは規模が違いますね
全部が大きいし広い！

研修3日目の記事も現在製作中です！
次回はちょっと違った視点からの写真もアップできたらと思っています
それでは次回をお楽しみに♪

－研修3日目に続く－

『オランダ研修１日目の様子はこちら』