社会の
インフラを担う
企業としての使命

当社はもともと金物問屋からスタートし
ガレージやホースなど、いわゆる
“ものづくり企業“として展開してきました。

ところが、東日本大震災を契機に、
中央集権型の仕組みの脆さを目の当たりにし、
電力の「自立分散型」の必要性を

痛感しました。
そこで始めたのが太陽光事業です。

平時は環境価値を、
非常時は命と暮らしを守る機能を——
この二面性を持つ仕組みづくりを

進めています。

具体的には、当社が売ったガレージの屋根を
「再生可能エネルギーの発電拠点」に変える
モデルです。当社が売ったガレージは全国に
8万棟以上あります。

その屋根の上に太陽光パネルを乗せれば、
地面を使わず土地を殺さず、
平時の脱炭素と非常時の電源確保が

両立できます。
この取り組みは7年間で約17,000件・136MW

まで
拡大しました。

人が生きていくのに必要なのは、
電気(エネルギー)、食料・水、
そして助け合う仲間です。
中央集権の仕組みが止まっても地域で回る
「自立分散型ネットワーク」を広げることが、
今のカクイチの使命だと感じています。

自立分散型の組織運営―― 失敗を許す文化
育む主体性

2019年に「情報を現場に開放する」組織改革を行いました。
中間管理職を介して伝えるのではなく、経営層と現場が直接つながる仕組みです。
Slackを導入し、社員が自由に意見を発信できるようにしました。
同時にミッション・ビジョン・バリューを書き換え、
現場が自ら考え挑戦する組織文化の醸成を目指しました。
“命令“ではなく“共感“で動く組織です。

特に大事にしているのは「失敗しても学ぶ組織」をつくることです。
上からの指示では人は成長しません。
自分の意思で動き、仮説を立て、失敗から学ぶ経験が会社の財産になります

壊れたものを
直す時間が、
思考を整える

古い車を直すことが一番の趣味です。
50年近く前の車は必ずどこか壊れていますが、原因を探り、パーツを取り寄せ、
少しずつ直していく過程が面白い。
そうするとデザインを手がけた人の想いにも触れられる。
まるで"対話"しているような感覚です。

手を動かしていると脳が整理され、次の発想が生まれる。
経営も同じで、壊れているものほど再生のチャンスがある。
直しながら新しい価値を見出していく――その姿勢が私の人生そのものです。

最後に 老舗企業の使命は「守ること」ではなく「進化し続けること」
「絶対価値(Why)」を追求する企業こそ、
「サステナブル(How)」と「レジリエンス(What)」を備え、
真の"100年企業"になれると信じています。
地域とともに、次の100年をつくっていきます。

PROFILE

  • 昭和37年生まれ
  • 慶応義塾大学卒
  • ジョージタウン大学MBA修了
  • 株式会社カクイチ
    代表取締役社長
  • 株式会社岩深水
    代表取締役
  • SDGsファイナンス株式会社
    代表取締役社長