刈払機の種類まとめ。目的や悩み別におすすめの刈払機を紹介

刈払機の種類まとめ。目的や悩み別におすすめの刈払機を紹介

「刈払機」にはさまざまな種類があります。そこで本記事では、主な刈払機の種類と刈払機の選び方についてご紹介していきます。

 

 

刈払機の種類

刈払機の種類まとめ。目的や悩み別におすすめの刈払機を紹介|画像1

 

刈払機にはさまざまな種類がありますが、本記事では

  • 動力
  • 持ち手

の観点からご紹介していきます。

動力

大きく

  • エンジン式
  • バッテリー式

に分けられます。

エンジン式は燃料を事前に用意することで、作業時間を気にすることなく長時間使うことができるのがメリットです。また長年、刈払機の動力源として一般的だったこともあり、さまざまな悩みに対応できるラインナップの豊富さも特徴です。

一方バッテリー式は手軽さがメリット。エンジン式に必要な燃料の準備、エンジンの始動、燃料の保管などは不要で、作業音の小ささやエンジン式とは異なり、熱や排出ガスが発生しないことなどがメリットとして挙げられます。ただし、機種によってはこまめな充電が必要になったり、広範囲の草刈りにはやや心許ないなどのデメリットもあります。

持ち手

持ち手は一般的に

  • 両手ハンドル
  • ループハンドル
  • ツーグリップ

に分けられます。

両手ハンドルは、棹にU字のハンドルがついたもので、両手で握って使います。安定感があり、平地で広範囲の草を刈り取るのにおすすめです。一方、傾斜のある場所や障害物が多い場所では扱いにくく、また姿勢を固定して使うため、同じ姿勢で作業を続けていると刈払機の重さと振動が腰にくる……といった声も聞きます。

一方、棹に輪っかのようなハンドルがついたループハンドルは、片手でハンドルを握ることができ、傾斜が多い場所や狭い場所で使いやすいのが特徴です。ただし棹にハンドルが固定されている形状から振動が伝わりやすいこと、刈払機の重量の大半を腕で支えることになるため、腕に負担がかかります。

ツーグリップは棹のグリップ部分を握って使います。地形に合わせて動かしやすく、傾斜のある場所や障害物が多い場所で使いやすいのが特徴です。その代わり、広範囲の平地で使うには不向き。こちらもまた本体重量のほとんどを腕で支えることになるので、腕に負担がかかります。細かな場所の草刈りを短時間で行うのに向いています。

刃は主に

  • ナイロンカッター
  • チップソー
  • 金属刃
  • 樹脂刃

が挙げられます。

ナイロンカッターはナイロン製のコードを回転させて雑草を刈り取るもの。柔らかく短い雑草を刈るのに適しています。万が一、草刈り中にコンクリートなどに刃が当たってしまっても、刃が欠けない、火花が散らないなどのメリットがあり、刈払機の安全面に不安がある場合にはおすすめです。

チップソーは“円盤状の鉄の外周部分にノコギリの山を作り、先端に超硬チップを取り付けた物(引用元:チップソーの選び方)”で、素材はステンレスや鋼、アルミなどの金属です。鉄などの硬い素材が使われているものは、どんな草でもほぼ刈り取ることができるといわれています。

金属刃は2〜8枚ほどの刃で作られたもの。刃数が少ないものは、広範囲の刈り取りややわらかい草を刈るのにおすすめです。刃数が多いものは草が密集した場所や硬めの草を刈るのに適しています。切れ味が落ちても、研ぐことで切れ味を取り戻すことができます。

樹脂刃は、万が一、刃が硬いものに当たっても反発が少なく、跳ね返りによる怪我をしにくい、切れ味と安全性を両立させた刃です。金属刃のように研ぐことはできませんが、消耗した刃の部分を外して交換できます。

 

 

目的・悩み別でおすすめの刈払機の種類とは

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まず自分が刈払機に何を求めているかを把握することが大切です。

  • 作業する場所は平地?斜面?
  • 作業する範囲は広い?狭い?入り組んでいる?
  • 体の負担を軽減する?本体のパワーを重視する?

疲れにくいものを選びたい

疲れにくさを重視する場合には軽量タイプを選ぶのがおすすめです。また近年では、作業者の負担を軽減するように設計された刈払機も少なくありません。「負担軽減」がウリの刈払機を選ぶのもおすすめです。

メンテナンスの手間を減らしたい

メンテナンスの手間を減らすなら、バッテリー式がおすすめです。

燃料を必要とするエンジン式の場合、燃料を作製したり、作業後に燃料タンクから燃料を抜き取ったり、燃料を保管したりと、さまざまな作業が必要になります。またエンジン式の刈払機を長期間使用しないとき、燃料タンクに燃料をそのままにしておくと、次に使用するときにエンジンがかからないなどのトラブルに見舞われることがあります。トラブルを防ぐためにもメンテナンスは必須ですが、それがどうしても面倒に感じる人もいるでしょう。

バッテリー式なら、バッテリーを入れるだけですぐに作業ができるので、メンテナンスの負担が軽減できます。

斜面で使う&扱いやすいものがいい

通常の刈払機は肩掛けバンドが付属しており、それを装着した状態で用います。ただ、斜面が多い場所で「肩掛け式だと疲れてしまう」場合には、「背負式」を選ぶのもおすすめです。

迷った時に探しやすい!ホームセンター「コメリ」の通販サイト

ちなみに、個人的にホームセンター「コメリ」の通販サイトが、自分の悩みや目的に合った刈払機を選ぶのに便利だと感じたのでご紹介します。

刈払機おすすめ特集|ホームセンター通販コメリドットコム

「動力・パワーから選ぶ」「ハンドル形状から選ぶ」「メーカーから選ぶ」といった選択肢のほか、ホームセンター「コメリ」がおすすめする商品やその他作業用品も探すことができますし、「刈払機の使い方(動画)」といった刈払機の使用が初めての人に嬉しい動画集もあります。先で「メンテナンスの手間を減らしたい」の悩みにバッテリー式を紹介しましたが、この動画集には「農機具エンジンのお手入れ方法」や「混合燃料の作り方」も紹介されているので、刈払機の選択肢を増やすためにも、一度視聴してみてはいかがでしょうか。

 

参考文献

  1. 草刈のプロに聞いた!農家のお悩み別「刈払機選び」のポイント|AGRI JOURNAL
  2. 草刈機(刈払機)のおすすめ9選 人気メーカーのアイテムや充電式なども紹介|ビックカメラ.com
  3. 【2021年最新】最強はどれ?草刈機(刈払機)を大解剖!選び方からメーカー別人気機種、使い方を解説|農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン|AGRI PICK
  4. 刈払機のハンドル形状についてのお話|アグリズスタッフブログ
  5. 刈払機おすすめ特集|ホームセンター通販コメリドットコム

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