バーチャル空間で農業体験!?農業に活用されるVR技術

バーチャル空間で農業体験!?農業に活用されるVR技術

VRとは「バーチャルリアリティー(Virtual Reality)」の頭文字で「コンピューターの中で、現実に近い仮想空間を表現する技術のこと」を表します(出典元:ASCII.jpデジタル用語辞典)。

VRでできることといえば、VRゴーグルを装着して、ツアーやシミュレーションなどの仮想体験をしたり、仮想空間上でユーザーの分身となる「アバター」を通じてコミュニケーションをとったりすることが挙げられます。

VRコンテンツと聞くと、ゲームや音楽のライブなど、エンターテインメント分野で提供されているもののイメージが強いかもしれませんが、そのほかにも教育関連や医療・介護分野、観光や不動産といった分野、そして農業分野でもVRは活用されています。

 

 

農業分野で活用されるVR技術

バーチャル空間で農業体験!?農業に活用されるVR技術|画像1

 

たとえばオーストラリアで開発された「ファームVR(FarmVR)」は、VRを農業分野の教育、マーケティング等に活かします。実際の農場にいるかのような仮想空間でユーザーが農業や生産施設を見学できるバーチャルツアーや、農業関連イベントの開催、農業研修や子ども向けの食育などに活用されます。

「ファームVR(FarmVR)が提供するVR映像の一部はYouTubeにも公開されています。「You Be The Farmer – 360° FarmVR」はトラクターを運転したり、ジャガイモ農場を訪れてその作業について学んだりすることができるコンテンツです。VRヘッドセットを持っていなくても、クリック&ドラッグを行うことで周囲を360° 見回すことができます。

日本の農林水産省も、農業分野のVRコンテンツを公開しています。農林水産省が公開するVR映像では、農作業時に起こりうる事故をリアリティのある映像を通じて体験することができます。

作業安全事故体感映像:農林水産省

先で紹介した「ファームVR」とは違い、事故を体感する映像となっているので、事故で生じたケガや痛みなどがリアルに伝わってくるよう工夫されています。そのため、素直に「怖い」と感じる人もいるかもしれません。ただ、それこそがこのVR映像の狙いで、事故が自分にも起こりうることであることを体感でき、「怖い」と思うからこそ、事故を未然に防ぐことができます。

事故体感VR映像と同様の内容で、VR仕様ではないものもありますが、事故を予防する重要性を意識するためにも、VRゴーグルを装着して視聴することをおすすめします。

もちろん農林水産省が公開しているVRコンテンツは怖い映像ばかりではありません。農業関連施設や農村の風景を見ることができるVR映像もあります。

農業・農村VRコンテンツ:東海農政局

 

 

VRゴーグルには安価なものも

バーチャル空間で農業体験!?農業に活用されるVR技術|画像2

 

VR映像を視聴したい場合に必要になるのがVRゴーグルです。VRゴーグルには、数万円から十数万円かかる頭に固定して用いるVRヘッドセットの他、スマートフォンを使用してVR映像を楽しむことができるダンボール製VRゴーグルもあります。

VRゴーグルを装着して見るVR映像は特有の迫力があります。VRゴーグルなしでも、本記事で紹介した映像は視聴することができますが、VRゴーグルでの視聴を試したことがない方はぜひ一度お試しください。

 

参考文献

  1. VRってどんな意味?VRのしくみと活用事例 – エレコム
  2. 活用事例からみたVRが変える近未来のビジネス: 法人xRソリューション | NEC
  3. VRを農業に活用! 農作業や農業機械の操作方法などを学ぶバーチャルトレーニングも | AGRI JOURNAL
  4. Farm VR
  5. 作業安全事故体感映像:農林水産省

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