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2019年に売れた野菜&2020年に売れる野菜の予測

2019年に売れた野菜&2020年に売れる野菜の予測

時代の流れとともに目まぐるしく変わる流行やニーズ。これは野菜についても同じことが言えます。消費者の健康志向が高まったことで、野菜の存在感は強くなりました。それに伴い、年によって「売れる野菜」にも変化が生じています。

そこで本記事では、2019年に売れた野菜と2020年に売れると予測されている野菜について紹介していきます。

 

 

2019年に売れた野菜

2019年に売れた野菜&2020年に売れる野菜の予測|画像1

 

2019年の売れた野菜に共通するキーワードは「美容」と「健康」です。消費者の「美容」と「健康」への関心を満たした野菜に人気がありました。

例えば人参や大根を麺状にしたものや、ブロッコリー、カリフラワーなど。

「糖質制限ダイエット」の中で「炭水化物の代わりに野菜を食べる」手法が注目を集め、野菜を麺状にして食べたり(”ベジタブルヌードル”)、ご飯の代わりにブロッコリーやカリフラワーを食べたり(”ベジタブルライス”)するのが流行しました。

また豆苗やブロッコリースプラウト、カイワレダイコンなども、2019年に売れた野菜と言えます。

豆や野菜の新芽の総称であるスプラウト。生長したものよりビタミン、ミネラルが豊富で、メディアで「○○に効く」と取り上げられるとたちまち人気に!

なお、タキイ種苗株式会社が20~60代の男女310名を対象に行ったアンケート調査を見ると、年ごとに流行の野菜はあれど、「食べる機会の多い野菜」の人気が安定していることが分かります。

<2019年に食べる機会が多かった野菜>

  1. 「たまねぎ」(68.7%)
  2. 「キャベツ」(62.3%)
  3. 「トマト」(53.5%)
  4. 「もやし」(50.0%)
  5. 「きゅうり」(49.0%)

トップ3は、順位の変動はあれど、5年連続でランキング入りを果たしているのだとか。

特に「トマト」は、同社の「好きな野菜」アンケート調査で11年連続1位の野菜です。「2019年に値上がりを感じた野菜」の1位でもあるのですが、価格が上がっても人気が衰えることはありません。

「高糖度のミニトマト」や「洗ってすぐつまめるヘタのないもの」などが消費者に人気のようです。

 

 

2020年に売れる野菜の予測

2019年に売れた野菜&2020年に売れる野菜の予測|画像2

 

人気が継続!?

マイナビ農業が行ったアンケート調査「新元号「令和」には、どの野菜が流行ると思うか」によると

  1. 「スプラウト」(14.8%)
  2. 「パクチー(コリアンダー)」(14.2%)
  3. 「フルーツトマト」(13.2%)
  4. 「ビーツ」(11.6%)
  5. 「アイスプラント」(11.3%)

というランキングになりました。

2019年に売れた野菜で紹介したスプラウトや、根強い人気のトマトがランクインしています。

 

2020年ならではのランキングも!?

農産物等の食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社が毎年発表している「注目野菜トップ5」。

2019年の予測ランキングでは、

第1位 うしおな(ふだん草)
第2位 カリフラワー
第3位 ブロッコリー
第4位 切り株えのき
第5位 ミニねぎ

と、”ベジタブルヌードル”や”ベジタブルライス”で流行したカリフラワーやブロッコリーがランクインしていました。

2020年の予測ランキングは、

第1位 水蓮菜(すいれんさい)
第2位 サラトリオレタス
第3位 「時短便利」じゃがいも&かぼちゃ
第4位 「代替肉」ステーキしいたけ
第5位 キャンディーキウイ

1位は台湾産の野菜、2位は1つの株で3種のレタスが楽しめるというもの。3位は時短調理がしやすいじゃがいもやかぼちゃ(火の通りやすかったり、あらかじめ加工されたもの)です。5位は一口サイズのキウイフルーツです。

この中で、筆者が注目したのは「代替肉」として注目されている「しいたけ」です。

米国の自然派食品スーパー大手「ホールフーズ・マーケット」が2019年10月21日に発表した「2020年の食品トレンド予測」にも、「肉と植物性原料をミックスした代替肉」が入っているように、海外では「植物性の肉」が流行しています。

100パーセント植物性の代替肉もあれば、肉と植物性原料をミックスしたものも注目されていますが、「しいたけ」はその肉厚な食感と溢れ出る旨味に、よりいっそう注目が集まるのではないでしょうか。

 

 

海外から見たトレンドは?

2019年に売れた野菜&2020年に売れる野菜の予測|画像3

 

「ホールフーズ・マーケット」が発表した2020年のトレンド予測には、以下のものがあります。

 

大豆以外の植物性タンパク質

植物性タンパク源の筆頭だった大豆に代わるものとして

  • 緑豆
  • ヘンプシード
  • カボチャ
  • アボカド
  • スイカの種

などに注目が集まりそうです。

 

砂糖の代替品

フルーツや野菜由来の甘さに注目が集まっているようです。

  • ココナッツ
  • デーツ
  • サツマイモ
  • ザクロ
  • ラカンカ

由来の甘味料がトレンド予測に挙げられています。

 

「西アフリカ」がキーワード

トマトやたまねぎ、唐辛子やピーナッツ、生姜やレモングラスなどを用いた「西アフリカ」風味が人気なのだとか。

スーパーフード人気も継続。西アフリカ発のスーパーフードとして、「モリンガやタマリンドなどが2020年のトレンドになるのでは」と考えられています。

 

参考文献

  1. 渡邉絵里子編集, 『農業ビジネスマガジン 2019 WINTER vol.24』, 2019年1月22日, イカロス出版
  2. タキイ種苗「2019年 野菜の総括」 約8割が「食品ロス削減」のために行動 SDGsへの意識の高まりも影響か
  3. 「平成」を野菜で振り返る、最も流行ったのはあの野菜!「令和」の流行予想も マイナビ農業
  4. Oisix 2019年トレンド野菜/予測ランキング
  5. 2020年に「来る!」野菜~毎週300品目の野菜を取り扱うOisixの青果バイヤーが選ぶ注目の野菜とは~
  6. Whole Foods Marketが2020年の注目食品トレンドTop10を発表 食品開発ラボ

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